高圧受配電盤(キュービクル)、筐体BOX、架台等の設計・検討
2D-CAD、3D-CAD、電気CADを使用したデータ授受

お客様の要望や仕様を具体化に向けて設計・検討します。製作仕様を理解し、打ち合わせを重ね、自社の保有技術、設備、原価を考慮して進めています。
2D,3D-CADや電気CADのデータ授受にも柔軟に対応しております。
頭の中で描いた製品が、徐々に工場で形になっていく。個々のプロセスが次へのヒントに繋がります。

3D-CAD/CAMを使用した板金、鋼材加工全般の検討・提案
レーザータレパン複合機・プレスブレーキによる加工提案

機械を正確に作動させるためのプログラムです。
これを用いて板金の折り曲げや溶接箇所の決定、打ち抜き加工、レーザー切断加工を行います。より効率の良い製品づくりのための重要な工程のため、日々技術向上に取り組んでいます。

大形筐体の製缶、架台の製作、導体の加工
ロボット溶接機による均一な仕上がり(量産対応)
各種溶接に対応(アルゴン溶接、TIG溶接、CO2半自動溶接、スポット溶接)
各種鋼材に対応(SPHC、SEHC、SGHC、SUS、アルミなど)

板金加工図、展開データシートを用いて、鋼材の加工を行います。
レーザータレパン複合機による自動切断。複雑な曲げ工程を経て溶接加工を行います。
安定した生産力と高い品質(仕上がり寸法や溶接強度)を追求すると同時に、サビ防止を考慮した面取りなど、最終的な「見た目の美しさ」も意識しています。

各種塗装に対応 (自然乾燥、メラミン樹脂焼付塗装、ウレタン樹脂塗装、粉体電着塗装など)
バッチ式乾燥炉の有効サイズ:W3000×D3500×H3000
吊掛け式乾燥炉の有効サイズ:W1600×H2500の扉等×11枚一括乾燥

「塗装面の仕上り」、「ゴミ付着」、「膜厚」、「艶の具合」…
どれも深い知識や経験が無くても発見可能な内容ばかりです。
ところが達成するための準備や技術は奥深く、技術の世界が広がります。
現在の塗装は、本来の目的である「防錆」が最低条件になっており、「いかに製品を美しく見せるか」が要求される作業となっています。

高圧受配電盤の組立配線、制御盤の配線、筐体BOXの組立
各種端末処理に対応(圧着、ラッピング、ハンダ)
各種電線に対応(KIP、KIV、導体など)

前工程から部材を受取り、製品を完成させる工程です。
様々な機器を取り扱うため、破損や誤実装に注意することはもちろんですが、怪我や事故の無い様にすることを心掛けています。
電気的知識や製品の運用に関する理解を深めると、図面に無い部分まで「あるべき姿」が見えてきます。

高圧受配電盤の電気検査(耐圧、絶縁抵抗、高圧印加、リレー動作試験)
外観検査、膜厚検査、構造検査、配線チェック
各種機器の校正管理

「外径寸法」「塗装膜厚」「誤配線」「絶縁性能」「リレー動作」「シーケンス」…
どれもが顧客要求を満たすレベルに到達しているか。
実際に高電圧を印加して製品を動作させ、総合的に合否を判断しています。
検査は、製品をお客様にお渡しする最終工程です。この「最後の砦」に誇りを持って検査しています。